2020年05月13日
2020 年 第 18週 (4月 27日 ~ 5月 3日)
今週の注目感染症
☆新型コロナウイルス感染症
●新型コロナウイルス感染症とは
新型コロナウイルス感染症は、2019 年 12 月に中華人民共和国湖北省武漢市において確認されて以降、 世界中で感染が拡大している呼吸器症状等を呈する感染症です。
日本では、2020 年 1 月 15 日に 1 例目 の感染者が確認されました。
一般的な状況における感染経路の中心は、飛沫感染と接触感染が考えられますが、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等の 症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。
●症状
1~14 日(一般的には約 5 日)の潜伏期間の後に発熱、咳、肺炎症状、全身倦怠感などが出現します。
国内の症例では、発熱や呼吸器症状が 1 週間前後持続することが多く、強い倦怠感を訴える方が多いようです。
高齢者や基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など)のある方がり患すると、重症化しやす いことが分かっており、注意が必要です。
他方、感染しても息苦しさなどを認めない軽症例や無症状の 方も多くみられます。
●発生状況
・全国
2020 年 5 月 11 日 0 時時点で、国内 感染者は累計で 15,798 名(チャー ター便、空港検疫含む)、国内死亡 者は 621 名となっています(厚生労 働省ホームページより)。
・岡山県(最新情報)
2020 年 5 月 11 日現在までで、岡山県内では 25 名(男性 15 名、女性 8 名、性別非公表 2 名)の新型コロナウイル ス感染症患者が発生しました。
●感染予防にあたって・・・
感染防止の3つの基本『①身体的距離の確保(できるだ け2m間隔を空ける)、②マスクの着用、③手洗い』に 留意しましょう。
あわせて、日常生活では引き続き「3 密(密閉・密集・密接)の回避」、「こまめに換気す る」、「咳エチケットの徹底」等に努めつつ、発熱また は風邪症状がある場合は無理をせず自宅で療養しましょう。
また、感染が流行している地域への移動は控えましょう (その他詳細は「新しい生活様式」の実践例(厚生労働省 ホームページ) をご覧ください)。
【岡山県感染症情報センターより参照】
(2020年5月15日更新)