2022年02月18日

2022 年 第6週 (2月7日~2月13日)

今週の注目感染症
☆新型コロナウイルス感染症
●新型コロナウイルス感染症とは
新型コロナウイルス感染症は、現在世界中で感染が拡大している呼吸器症状などを呈する感染症です。
咳やくしゃみ、会話などの際に排出される、ウイルスを含んだ飛沫・エアロゾル(飛沫より更に小さな水分を含んだ状態の粒子)を吸入することで感染すると考えられます。
通常は感染者に近い距離(1m 以内)で感染しますが、エアロゾルは 1m を超えて空気中に留まりうることから、換気不十分な環境では、感染が拡大するリスクがあります。
予防接種が進められており、2 月 17 日までで全人口の 79.0%が 2 回、11.9%が 3 回のワクチン接種を完了しています。

 ●症状
新型コロナウイルス感染症は、現在世界中で感染が拡大している呼吸器症状などを呈する感染症です。
咳やくしゃみ、会話などの際に排出される、ウイルスを含んだ飛沫・エアロゾル(飛沫より更に小さな水分を含んだ状態の粒子)を吸入することで感染すると考えられます。
通常は感染者に近い距離(1m 以内)で感染しますが、エアロゾルは 1m を超えて空気中に留まりうることから、換気不十分な環境では、感染が拡大するリスクがあります。
予防接種が進められており、2 月 17 日までで全人口の 79.0%が 2 回、11.9%が 3 回のワクチン接種を完了しています(国立成育医療研究センタープレスリリース(2022 年 1 月 18 日))
他方、感染しても息苦しさなどを認めない比較的軽症の例や無症状の方も多くみられます。
なお、り患後症状(いわゆる後遺症)については、こちらをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症診療の手引き【別冊】罹患後症状のマネジメント・暫定版(12 月 1 日発行)

 ●発生状況
・全国
2022 年 2 月 17 日 0 時現在までで、国内感染者は累計で 4,146,197 名、国内死亡者は 20,954 名、入院治療等を要する者は 840,120 名(うち重症者1,469 名)となっています(厚生労働省ホームページより)。
全国の新規感染者数は 2 月 16 日までの直近 1 週間では減少の動きがみられていますが、多くの地域で80 代以上の新規感染者数の増加が継続しています。
療養者数、重症者数および死亡者数の増加が継続しており、軽症・中等症の医療提供体制のひっ迫と、高齢の重症者数の増加が続く可能性があります。
また、海外の一部地域で流行の主流となっているオミクロン株 BA.2 系統(現在日本で主流となっているオミクロン株 BA.1 系統と比較し、感染性がより高いとされている)についても、国内で検出されています。
今後 BA.2 系統に置き換わることで再度流行が拡大する可能性にも注意が必要です。
現在多くの都道府県で、まん延防止等重点措置が実施されています。

・岡山県(最新情報)
2022 年 2 月 17 日までで、岡山県の感染者は累計で 42,112 名、死亡者は 175 名(2 月 11 日~17 日までの1 週間で 21 名増加)となっています。
岡山県の全域が、まん延防止等重点措置の対象となっています。
高齢者施設・医療機関・学校・保育園などで多くのクラスターが発生しています。
直近一週間の新規感染者では、20 代以下を中心とする若年者層が多くみられる一方、70 代以上の高齢者も発生が継続しており、注意が必要です。
基本的な感染予防策(3 密(密閉・密集・密接)の回避、マスクの正しい着用、手洗い、換気など)の徹底に留意し、体調が悪いときは速やかに医療機関を受診しましょう。
また外出の際には、混雑する場所や時間を避けるようにしましょう。

【岡山県感染症情報センターより参照】
(2022年2月18日更新)