2021 年 第39 週 (9月27日~10月3日)

今週の注目感染症
☆新型コロナウイルス感染症
●新型コロナウイルス感染症とは
新型コロナウイルス感染症は、現在世界中で感染が拡大している呼吸器症状などを呈する感染症です。
感染経路は、飛沫感染が主体と考えられますが、換気の悪い環境であれば、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させると考えられています。
現在、予防接種が進められており、10 月 3 日までに全年齢の 6 割超、65 歳以上の高齢者の 9 割近くが 2 回のワクチン接種を完了しています。
(第 54 回アドバイザリーボード(令和 3 年 10 月 6 日)資料 2-4)

 ●症状
1~14 日(通常 5 日程度)の潜伏期間の後に、主に発熱、咳、倦怠感等の風邪のような症状が出現しますが、下痢、嗅覚・味覚障害などを呈する場合もあります。
初期症状に続き、肺炎症状の増悪を示す場合があります。
特に高齢者や基礎疾患(慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、肥満など)のある方がり患すると、重症化する割合が高い傾向にあるとされており、注意が必要です。
他方、感染しても息苦しさなどを認めない比較的軽症の例や無症状の方も多くみられます。
また、いわゆる後遺症についての研究が進められており、その中間報告において「疲労感・倦怠感、息苦しさ、筋力低下、睡眠障害、思考力・集中力の低下、脱毛」が感染の診断から 6 か月後でも多く認められ、遷延する症状と考えられています。
(COVID-19 後遺障害に関する実態調査等(厚生労働省))

 ●発生状況
・全国
2021 年 10 月 7 日 0 時現在までで、国内感染者は累計で 1,707,752 名、国内死亡者は 17,819 名、入院治療等を要する者は 14,263 名(うち重症者 595 名)となっています(厚生労働省ホームページより)。
全国的に新規感染者数の減少が続いています。
これに伴い、入院者数や重症者数も減少し、医療提供体制は改善傾向が続いています。
しかし、大都市圏を中心に、なお多くの重症者が療養中であり、特に東京都では 8 月以降、重症者に占める 60 代以上の割合が増加傾向となっています。
感染者数の減少による安心感や、制限緩和による接触機会の増加により、新規感染者数のリバウンドが懸念されます。
引き続き必要な対策の徹底と、新規感染者数の動向に注視が必要です。
(第 54 回アドバイザリーボード 資料 1)

・岡山県(最新情報)
2021 年 10 月 7 日までで、岡山県の感染者は累計で 15,162 名(男性 7,516 名、女性 6,172 名、性別非公表 1,474 名)、死亡者は 136 名となっています。
高齢者福祉施設でクラスターが発生しています。
新規感染者数が減少し、医療提供体制の負荷も改善してきましたが、引き続き、基本的な感染予防策(3密の回避、マスク着用、手洗い、換気など)の徹底とともに、混雑した場所や時間などの感染リスクが高い場面を避けることに留意が必要です。

【岡山県感染症情報センターより参照】
(2021年10月8日更新)