2022年04月08日

2022 年 第13週 (3月28日~4月3日)

今週の注目感染症
☆新型コロナウイルス感染症
●新型コロナウイルス感染症とは
新型コロナウイルス感染症は、世界中で感染が拡大している呼吸器症状などを呈する感染症です。
咳やくしゃみ、会話などの際に排出される、ウイルスを含んだ飛沫・エアロゾル(飛沫より更に小さな水分を含んだ状態の粒子)を吸入することで感染すると考えられます。
通常は感染者に近い距離(1m 以内)で感染しますが、エアロゾルは 1m を超えて空気中に留まりうることから、換気不十分な環境では、感染が拡大するリスクがあります。
予防接種が進められており、4 月 6 日までで全人口の 79.6%が 2 回、44.0%が3 回のワクチン接種を完了しています。

 ●症状
現在日本で流行の主流となっているオミクロン株は、潜伏期間が 2~3 日と、従来流行していた株(デルタ株など)と比較し短くなっています。また、上気道で増殖しやすい特性から、従来株に比べ、鼻汁・頭痛・倦怠感・咽頭痛などの風邪様症状の頻度が増加している一方で、嗅覚・味覚障害の頻度の減少が報告されています。
しかしながら、肺炎が進展し、重症化する例も少なからず認められます。
特に高齢者や基礎疾患(慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、肥満など)のある方がり患すると、重症化する割合が高い傾向にあるとされており、注意が必要です。
また、妊婦では妊娠後半期(22 週以降)などに重症化する割合が高いことが分かっています日本における COVID-19 妊婦の現状(日本産婦人科学会、2022 年 3 月 1 日付報告)
なお、り患後症状(いわゆる後遺症)については、こちらをご覧ください。
罹患後症状のマネジメント・暫定版(2021 年 12 月 1 日発行)

 ●発生状況
・全国
2022 年 4 月 8 日 0 時現在までで、国内感染者は累計で 6,887,421 名、国内死亡者は 28,528 名、入院治療等を要する者は 470,532 名(うち重症者 484 名)となっています(厚生労働省ホームページより)。
全国の新規感染者数は全ての年代で増加傾向となっており、リバウンドが起きている可能性が懸念されます。
特に 10~20 代の増加が顕著ですが、介護福祉施設や医療機関における高齢者の感染も継続しています。
なお、感染場所として、20 代では飲食店の割合が増加傾向にあります。
新規感染者数の増加に伴い療養者数が増加傾向を示しており、重症者数も横ばいとなっています。
死亡者数は減少傾向ですが、今後増加に転ずる可能性があります。
全国的にオミクロン株 BA.2 系統(オミクロン株 BA.1 系統と比較し、感染性がより高いとされている)への置き換わりが進んでおり、5 月第 1 週時点で BA.2 の検出割合は 9 割程度になると予測されています。
年度替わりは、人流の活発化や、入学・入社等による接触機会の増加が見込まれることから、更なる感染防止策の徹底に留意が必要です。

・岡山県(最新情報)
2022 年 4 月 8 日 0 時現在までで、岡山県の感染者は累計で 66,363 名、死亡者は 223 名(4 月 1 日~4 月 7日までの 1 週間では 0 名)となっています。
学校・高齢者施設・保育施設などでクラスターが発生しています。
直近 1 週間の新規感染者数は、先週の約 1.1 倍となっており、70 代以上の新規感染者も継続してみられています。
また、BA.2 系統の感染も県内で確認されています。
今一度、基本的な感染予防策(3 密(密閉・密集・密接)の回避、マスクの正しい着用、手洗い、換気など)の徹底に留意し、体調が悪いときは速やかに医療機関を受診しましょう。

【岡山県感染症情報センターより参照】
(2022年4月8日更新)