2021 年 第34 週 (8月23日~8月29日)

今週の注目感染症
☆新型コロナウイルス感染症
●新型コロナウイルス感染症とは
新型コロナウイルス感染症は、現在世界中で感染が拡大している呼吸器症状などを呈する感染症です。
感染経路は、飛沫感染が主体と考えられますが、換気の悪い環境であれば、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させると考えられています。
現在、予防接種が進められています。

 ●症状
1~14 日(通常 5 日程度)の潜伏期間の後に、主に発熱、咳、倦怠感等の風邪のような症状が出現しますが、下痢、嗅覚・味覚障害などを呈する場合もあります。
初期症状に続き、肺炎症状の増悪を示す場合があります。
特に高齢者や基礎疾患(慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、肥満など)のある方がり患すると、重症化する割合が高い傾向にあるとされており、注意が必要です。
他方、感染しても息苦しさなどを認めない比較的軽症の例や無症状の方も多くみられます。
また、いわゆる後遺症についての研究が進められており、その中間報告において「疲労感・倦怠感、息苦しさ、筋力低下、睡眠障害、思考力・集中力の低下、脱毛」が感染の診断から 6 か月後でも多く認められ、遷延する症状と考えられています。
(COVID-19 後遺障害に関する実態調査等(厚生労働省))

 ●発生状況
・全国
2021 年 9 月 2 日 0 時現在までで、国内感染者は累計で 1,507,223 名、国内死亡者は 16,123 名、退院または療養解除となった者は 1,277,940 名となっています(厚生労働省ホームページより)。
新規感染者数は減少を示唆する動きがみられますが、依然として全国のほぼ全ての地域でこれまでに経験したことのない規模の感染者の発生が継続しています。
特に中京圏・関西圏などでは高い水準で増加傾向となっています。
年代別の感染者は 20 代が最多ですが、10 代の感染者数も増加し、30 代に並ぶ水準となってきています。
学校再開や社会活動の活発化などで、再度感染者の増加に繋がる可能性があります。
感染者数の急速な増加に伴い重症者数も急激に増加し、過去最大の規模となり、死亡者数も増加が続いています。
高齢の感染者や、高齢者施設のクラスターも増加しており、今後さらに死亡者数が増加することが懸念されます。
医療提供体制についても、全国各地で非常に厳しい状況となっています。
(第 50 回アドバイザリーボード(令和 3 年 9 月 1 日)資料 1)

・岡山県(最新情報)
2021 年 9 月 2 日までで、岡山県の感染者は累計で 13,764 名(男性 6,872 名、女性 5,626 名、性別非公表 1,266 名)、死亡者は 129 名となっています。
学習塾、大学の運動部、高校、会社、医療機関などでクラスターが発生しています。
8 月 25 日~31 日の 7 日間の新規感染者数は、10 代以下と 20-30 代で減少傾向、高齢者で増加傾向となっています。
8 月 27 日より、岡山県に緊急事態措置が適用されていることからも、引き続き、基本的な感染予防策(3 密の回避、マスク着用、手洗い、換気など)の徹底とともに、混雑した場所や時間などの感染リスクが高い場面を避けることにも留意が必要です。

【岡山県感染症情報センターより参照】
(2021年9月3日更新)